『潮風のいたずら』(原題:Overboard)1987年 アメリカ映画 を見ました。この作品は韓国ドラマ「ファンタスティック・カップル」の原作と聞いていましたが、なるほど映画の中のあらゆるエピソードがドラマに盛り込まれています!先にリメイクを見た後で原作を見るというのも興味深いものですね。
まず、いきなり驚いたのは主人公の高飛車な女の名前ジョアナ(Joanna)。そのまま使われていたのですね。ちなみに「ファンカ」の主人公はチョ・アンナ。その他にビリーという人物もいましたよ。「ファンカ」では夫でしたが、映画では大工の友人の名前でした。
「ファンカ」のチャン・チョルス役は映画ではディーンという大工で、4人の子供(全部男の子)がいました。船から落ちて記憶喪失になるところ、ディーンがジョアナを病院から引き取るところもそっくりでした。あの泡を吹く洗濯機も出てきました。家の中の作りや前庭の感じも似ています。サンシルがソファで寝ていたのもこの映画から来ていました。
ドラマと違っていたのは、ドラマでアンナはチャン・チョルスの恋人ナ・サンシルとして家に来ましたが、映画ではジョアナはディーンの妻アニーとして家に来たところです。周辺の登場人物設定も多少違いました。驚いたのはあれほど高飛車だったジョアナがディーンの家に来た途端に性格が180度変化していた所です。
ドラマでは、アンナがあのような態度で生きなければならなかった理由がありましたが、映画では特に深い理由はなさそうでした。たぶん、映画のジョアナはとても狭い世界の中しか知らなかったのでしょう。「ファンカ」のアンナのように心を閉ざさなければ生きられなかったのとは違っていたから、ディーンの家での生活にわりと早く馴染めたのでしょうね。
この映画112分からあのドラマ16話へとストーリーが膨らんでいったのだなと思いながら楽しく鑑賞しました。最後はもちろんハッピーエンド。主演のお二人は実生活でも良い関係だとか。とってもお似合いでした。
ところで、ドラマ「ファンタスティック・カップル」はホン姉妹の脚本作品ですね。ホン姉妹といえば、他にも「マイガール」「快刀・ホンギルトン」がありますが、どれも私の大好きなドラマです。(ちなみに「ベートーベン・ウイルス」の作家とは別人です)
10月からはホン姉妹の新しい作品「미남이시네요ミナミシネヨ」が始まりました。日本語タイトルは「イケメンですね」になるのかな。ちょっと見始めたらとても面白くて!!6話まで見ましたが、いいです!さすがホン姉妹!
ちなみに、「ベバ」のゴヌ役、チャン・グンソク君が出演していますよ!!ものすごい潔癖症で、世界的指揮者の息子という設定に笑ってしまいました。
「ミナミシネヨ」はまた改めて色々書きたいと思います。