画像出処:tvN[未生]HPより
 
現在韓国のtvNで放送中のドラマ「未生(ミセン)」にすっかりハマっております。「応答せよ1994」以降、またまた私の中のヒット作品と出会いました~^^ ケーブル局なので視聴率的にはそれほど目立たないかもしれませんが、韓国でとっても話題になっているようです。たまたま韓国のラジオ番組をいくつか聞いていたら、放送局もDJも番組の趣旨も全く違う番組がほぼ同時期に「未生」のことを話題にしていたので、そんなに話題になっているのなら一度見なくちゃ!と思って見始めました。

元々DaumのWeb漫画として2012年に連載がスタートした同名漫画(作ユン・テホ)が原作で、現在では紙の漫画9巻セットが発売され韓国の書店ベストセラーにランクインする人気になっているとか。ドラマの前に一度「未生プリクエル」というモバイル映画も制作されイム・シワン氏が主演していたようですね。

そして10月17日から放送が始まった「未生」でもやはり主人公チャン・グレをイム・シワン氏が演じています。「未生/미생/ミセン」とは韓国特有の囲碁用語で石の「活き死に」がはっきりしていない状態を言い、対義語は「完生/완생/ワンセン」だそうです。囲碁のことはほとんどわかりませんが日本だと石の「活き死に」のことを「死活」というらしいです。

物語は子供のころからプロの囲碁棋士を目指していたチャン・グレがプロ入りに失敗したあと総合商社にコネ入社するところから始まります。よくある新人の波乱万丈のサクセスストーリーかと思いきや、主人公だけでなく同期入社の同僚や同じ部署の先輩や上司たちが職場で奮闘する姿やオフィスの日常がとてもリアルに描かれているのです。

これまで囲碁一筋に生きてきたチャン・グレには輝かしい学歴や資格等履歴書をびっしりと埋めるいわゆる「スペック」がほとんど何もありませんが、囲碁の世界で培った人を見る眼、状況を把握する大局観、勝負師としての直感、抜群の記憶力、そして何よりも自分を飾らずありのままの姿を見せる素直な態度で周囲の人々から徐々に認められていくのです。しかし世の中そうそう甘くはありません。大卒でないことやコネ入社、2年間の契約職ということで様々な困難が立ちはだかります… 

調子に乗って長々と書いてしまいました。韓国のニュースサイトで「미생」と打ち込むと膨大な量の記事がヒットします。その中でふと目に付いた記事を拙い日本語訳でご紹介いたします。登場人物の紹介になりそうな記事でドラマに登場する「草食男子」3人とその対極の位置付けとして「マッチョ男」3人について書いてあります。でもこの記事を読むと「マッチョ男」の定義にやや疑問が生じてきました。これまで私は「マッチョ男」というと肉体美を誇るタイプかと思っていましたが、この記事ではどちらかと言えば「曲者」3人といった方がいいのかも(笑)