第15話 クラシック音楽曲名リスト [【韓国ドラマ】ベートーベン・ウイルス 音楽リスト]
韓国版 「ベートーベン・ウイルス」第15話の音楽リストです。
テレ東版のリストが追いついてきたので、こちらもUPしないと…。この15話は私にとってこのドラマ中最も印象的であり、衝撃を受けた回でした。
ネタバレになりますので未視聴の方はご注意ください。
【15話】
- 「第35周年ソンナン市民の日記念公演オーディション」でマウス・フィルが演奏した曲
→フォーレのパヴァーヌ (*♩=104で演奏) - カン・マエがゴヌとルミを脇に立たせて編曲前の音楽を指揮した曲
→パヴァーヌ 作品50(フォーレ)(*カン・マエは♩=68で演奏 原曲は♩=84) - 速度についてカン・マエの演奏も編曲ではないかというゴヌ
→交響曲第25番 ト短調 K.183 第1楽章(モーツァルト) - オーディション会場のロビーでカン・マエに自分たちのことに反対する理由を尋ねるゴヌ
→12の練習曲作品25 第11番イ短調[木枯らしのエチュード](ショパン) - カン市長の選挙遊説での市響の演奏依頼を断るカン・マエ
→レクイエム ニ短調 K.626 第3曲 [Dies irae 怒りの日] (モーツァルト) - アルバイトでデビュー前のオペラ歌手の伴奏をするマウス・フィル
→3声のミサ曲 イ長調 作品12 [天使の糧](フランク) - 市長選挙でチェ議員が当選しそうな状況を携帯で知り驚くマウス・フィル団員達
→交響曲第9番 ニ短調 作品125(合唱付き)第2楽章(ベートーヴェン) - ルミがカン・マエに携帯電話で聞かせた曲
→愛の夢(Liebestraume)-3つのノクターンより第3番 変イ長調 S541(リスト) - カン・マエの夢の中で、ゴヌの指揮する曲がどんどんおかしくなっていく場面
→愛の夢(Liebestraume)-3つのノクターンより第3番 変イ長調 S541(リスト) - カン・マエが指揮の途中で曲の解釈がわからなくなった曲
→交響曲第5番 ハ短調 作品67(運命)第4楽章(ベートーヴェン) - ガビョンが正気でないと思って本心を語るカン・マエ
→交響曲第9番 ニ短調 作品125(合唱付き)第3楽章(ベートーヴェン) - ルミの耳にカン・マエの声が聞こえなくたってきた時に流れた曲
→カルミナ・ブラーナ第21曲 In trutina-心を天秤にかけて (オルフ) - 部屋でカン・マエのくれたCDに合わせてヴァイオリンを弾き、E音を鳴らし続けるルミ
→弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 [わが生涯より] 第4楽章 (スメタナ) - ゴヌに向かって嫉妬し憎んでいたと話すカン・マエ
→ミゼレーレ(憐れみ給え)イ短調 K.85(モーツァルト) - 部屋で涙を流すゴヌと、急に体調を崩すカン・マエ
→シャコンヌ(ヴィタリー) - 体調が回復したカン・マエ
→交響曲第5番 第1楽章(ベートーヴェン)*OST track.01 運命 - アルバイトの伴奏をするマウス・フィル
→3声のミサ曲 イ長調 作品12 [天使の糧](フランク) - カン・マエが元のスタイルで指揮していた曲
→交響曲第5番ハ短調 作品67(運命)第4楽章(ベートーヴェン)
15話では、花踏みシーンが一番ショックでした。
13話の次回予告から出ていた場面ですが、てっきりルミが贈った花束を…と思っていましたが、まさか自分で送っておいて取りに行ったとは。
この予告の時点で、別れを予想していましたが、ルミがあまりに物分かりがよすぎて余計に哀しかったです。きっとこうなることをあらかじめ覚悟していたかのように…。耳が聞こえなくなってきたことで、毒舌という鎧を着ていたカン・マエの心の声が聞こえてくるようになったルミの愛は、いつのまにかとても大きなものとなり、カン・マエの全て受け入れることができる域にまで到達したようです。それでも携帯からデータを削除してスメタナの「わが生涯より」の第4楽章を弾くシーンはとても胸が痛みました。
一方カン・マエ自身も自分の音楽が急に変化し、その変化についていけなくなってしまいました。これまで積み上げてきたものが崩れてしまう恐怖、もう若くないからまた一からやり直すことは出来ないという焦り。変化に対応する勇気を持つ自信も無い。「私の音楽が変わった。壊れてしまった!」と叫びます。とうとう体調まで崩してしまいましたが、その時に看護してくれたのが、団員の中でカン・マエから最もひどいことを言われていたヒヨンとヨンギの二人というのも印象に残りました。
音楽の詳しい紹介はまた後日…。
花かんざしさん、こんにちは♪
花かんざしさんにとっては15話がもっとも印象的だったのですね~
私は前にももしかしたら書いたかもしれませんが、ルミに渡した
「わが生涯より」がとても気になって、その後ostで何度も聴いてしまいました。
スメタナといえば「モルダウ」しか知りませんでしたが、こんなにも
ドラマティックで、しかもドラマにぴったりで・・印象的でした。
ルミとの別れは悲しくて仕方ありませんでしたが、カンマエにとっては
それほどルミの存在が大きいものになっていたのだと、そして胸を
さすり、ついには寝込んでしまうカンマエを見て、嫌いになって別れた
わけではないのだから、いつかきっと・・と自分を納得させました(泣)
その中でヒョンギさんの過剰なまでの(笑)献身ぶりでなぐさめられました。
もうすぐドラマも終わりですね~、追体験しているので悲しいです。
by mim (2009-05-23 17:08)
mimさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も「わが生涯より」が気になりました。その他にもフォーレの「パヴァーヌ」やチャイコフスキーの「1812年」とか、カルミナ・ブラーナの中の「天秤に」、グリンカの「ルスランとリュドミラ」など気になる曲がたくさん出てきたので、ostのVol.2の発売以前に自分で曲を集めていつも聴いていました♪
特に15話は指揮者による音楽性の違いを示した「パヴァーヌ」のシーン、カン・マエだけ音楽が壊れて聞こえる「愛の夢」のシーン、倒れる前後のカン・マエの指揮など演奏シーンも面白く、さらにストーリー的にもドラマチックな展開で本当に濃厚な回だったと思います。
>嫌いになって別れたわけではないのだから、
>いつかきっと・・と自分を納得させました(泣)
は私も同じです。
そんな中でのヨンギの看病のシーンには笑いました!それから、椅子の上で飛び跳ねるヒョックォンにも親子で同じことして~。と笑ってしまいました。
by 花かんざし (2009-05-23 23:21)
花かんざしさん、こんにちは。
テレビ東京で放映されているベートーベンウィルスを第11話から見だして
すっかりはまってしまった、三人娘の母です。
別れる必要性をせつに訴えるカンマエの声がまったく聞こえなくなった
シーンで、ルミの心に流れる曲がどうしてもしりたくて、こちらのサイトにたどり着きました。 ありがとうございました。 知ることができてとてもうれしいです。
このシーンでこの曲のところにくると、私はどうしても泣いてしまいます。
カンマエの言い分は
「恋愛感情のせいで、仕事がちゃんとできない」
といってるようで、勉強に集中できないから受験がおわるまで
つきあいをやめよう(その後自然消滅・・)みたいな学生のようで幼い、
と思いました。
逆説的には、大好きすぎるからコントロールできないんだ、
ということなんでしょうけど・・・。それにしても仕事ではきりかえて
(プロなんだから!)恋愛感情は、直接相手にぶつければいいのに・・と思ってしまいます。
しかも、ルミはすべてをひっくるめてカンマエを受け止めてしまいます。
(自分だって、大変なのに!)それが深い愛情でなくてなんだろう、
大の40男が、若い女に甘えすぎでしょう?と思いました。
ルミが去ったあとのカンマエの「言うだけのことはいった、これでよかったんだ、少し胸がざわつくが・・・」みたいな態度はまだ、
自分の気持ちで精一杯で、ルミの深い感情に気づいてないようだし。
プライドの高い男が弱い自分をさらけだしたのは、それだけ、心を
ゆるしてるし、ある意味ではフエアってことなんでしょうけど。。。
17、18話をみてないのですが、you tubeにたくさんのファンたちが、
「カンマエとルミの心が通じ合ってる」シーンをつなげて好きな曲をつけて
MVにした投稿がやまのようにあって(それをみてるだけで2時間もすぎてsまいました。)、一緒にはならないけど、ルミの深い感情には答えるシーンがあるようで・・・よかったですけど・・・。
自らの音楽に対する情熱がまわりの人々に引き起こした(ウィルスに感染)
心理的反応に、自分までもがウィルスに冒されて、今回寝込んでしまった
カンマエですが、復活して元の鎧をまとったような姿は、実は免疫が
できて、ひとまわり大きくなった、て暗示かな、と思います。
私は当分、ウィルスにおかされたまま(笑)のようです。
また、サイトにおじゃまさせてください。
ありがとうございました。
by 真琴 (2009-06-05 11:25)
真琴様、はじめまして。コメントありがとうございます♪
すっかりベバウィルスに感染されたようですね^^
you tubeで色々とご覧のようなのでご存知とは思いますが、ルミの耳が聞こえない時の音楽はテレ東版では差し替えられています。
韓国版で流れているのはシャルロット・チャーチの歌う「In Trutina」ではないでしょうか。
15話のカン・マエの行動。よくある恋愛ドラマの場合だと仕事よりも愛を選ぶのでしょうが、カン・マエは音楽を選びましたね。
ルミはこれから大変な人生を生きなければならないのに、一人で耐えろなんてちょっとひどいのではと私も思いました。
でもルミの存在がカン・マエにとってどうなのか…。
テレ東版ではカットされましたが、ヒヨンとの会話の中でルミはこれ以上先生に頼ってはいけないし、先生もそういうの好きでないと言っていましたし、ヒヨンからカン・マエは労わってくれるのか、一方的ではないのか、それは奉仕だ、しっかりしなさいと言われ何も答えられないシーンがあるのですが、そんな所からもルミはある程度の覚悟を決めていたようです。
カン・マエもただでさえ人付き合いが不器用な上に、自分の音楽が急に変化してしまったことが怖いのでしょう。不遇な少年時代も影響しているのか、カン・マエという人は愛にとても臆病なのかもしれません。
別れの直前にガビョンを訪ねて本音を漏らす場面がありましたが、あの時、若い頃のガビョンとハープの女性が結局別れた話を聞いたことも少なからず影響したかしらとも思います。
まだ17、18話をご覧になっていらっしゃらないのですよね。
この2つの回には本当に素敵なシーンがありますよ。こちらをご覧になればマルカップルの愛の形も納得できると思います。指輪にも注目です。
またご感想をお聞かせくださいね♪
by 花かんざし (2009-06-05 13:55)
おはようございます。
いろいろ丁寧に教えてくださってありがとうございます。
花かんざしさんが教えてくださった「In Trutina」をytで、見てきました。
テレ東で差し替えられた曲とはどうやら違うんですね。聞いたことがあるように思えても、不勉強な私には差し替えの歌曲がわかりません。
だめもとで、Tv局に電話とメールで聞いてみましたが(笑)。
私、ルミに感情移入しすぎのようです。(笑)
テレ東のエンディングでかかっているファニの「サラネヨ」の
日本語歌詞をytで昨日はじめて知って、また泣いてしまいました。
「聞こえますか」もかなり悲しい歌だったんですね・・・。
花かんざしさんはべバのどんなところが一番お好きですか?
邦、韓、洋を問わず、ドラマ全般ほとんど見ないのにDVDを予約
してるんですから、本当に病気です。。
また、この静かで素敵なサイトに寄らせてくださいね。
ありがとうございます。
by 真琴 (2009-06-06 09:21)
ごめんなさい!
ファニさんの曲の題名はもちろん「ネサラム」です。
失礼しました~!
by 真琴 (2009-06-06 09:52)
真琴さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
韓国ではドラマに嵌り込んで日常生活にまで支障をきたしてしまう熱烈なファンのことを嬖人(ペイン)と言いますよ。ベートーベン・ウイルスにすっかり嵌ってしまった人々は베바폐인(ベバペイン)ですね。私もその一人です。
韓国ドラマには中毒性のようなものがあるようですね。
私も4,5年前に韓国ドラマを見るまでは、TVドラマをほとんど見ていませんでした。
今でもなぜここまで惹きつけられるのか時々不思議に思います。
ベバに関して言えば、もともとクラシック音楽が好きだったこととイ・ジェギュ監督作品であることが視聴のきっかけです。
でも、見始めても途中下車するドラマの方が多いのに、ここまで嵌ってしまったのは、私の心の中にある歪な形をした隙間にベバがぴったり合う形で入り込んで来たからではないかと思います。
そして、とにかくベバに関することなら何でも知りたくて仕方ない状態が今も継続中です。
でも知りたくても言葉の壁、文化の違いがあるので、簡単に理解できないこともますますのめり込んでしまう理由でしょうか。
by 花かんざし (2009-06-06 17:32)
花かんざしさん、こんにちは。
お返事ありがとうございます。
そうですか、ベバペイン・・・・。 私も確実にそのひとりですね。
まじめに、生活に支障きたしています(笑)。
家事も仕事もそっちのけ、です。。。
この作品を作ってくれた人たちのように、真摯に生きたいものです。
反省。
テレ東の大幅カット版(しかも私は11話から)でさえも、
場面ごとの映像がとてもよかったのが、夢中になった最初の
理由だと思います。 イ・ジェギ監督作品、初めてですが、
ほかの作品も見てみたくなりました。
また、いろいろ教えてくださいね。
by 真琴 (2009-06-08 16:38)
真琴さん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
いよいよ今日が最終回ですね。ご覧になりましたか?
ぶつぶつぼやきながらも楽しく見ていたので、
終わってしまうのはちょっと寂しい気持ちです。
>しかも私は11話から
真琴さんも1~10話を早くご覧になりたいことでしょうね。
今回は首都圏での放送でしたので、
近い内に他の地域やBSでの放送があるといいですね。
>この作品を作ってくれた人たちのように、真摯に生きたいものです。
私も同感です。
ドラマを通して受け取ったメッセージをいつも忘れないようにしたいです。
by 花かんざし (2009-06-09 14:03)