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NORAZOインタビュー記事(君たちにサンティがわかるか?)その3 [NORAZO インタビュー記事 2010]

引き続きNORAZOのインタビューその3です。アルバム4集の1曲目「Rock Star」の歌詞をよく見るとNORAZOの哀愁漂う姿が浮かんできます。過激なコンセプトで注目されてきましたが実際は少し違うようですね。
それから「李博士」もこの記事を訳して初めて知りました。日本のCMにも出たことがあるようですね。
イ・ヒョク氏が音楽をやり始める時にお父様から反対された話ですが、別の記事を読んでいてお父様のことを知りました。今ではこうやって笑い話のように思い出を話せるのですね。

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2009年「パイレーツ・オブ・カリビアン」に扮したノラジョスポーツ東亜資料写真」

▼ロックに対する未練…「後できちんとやりたい」

4集に今は生きるのが難しくてダンス歌手になったと言いながら恨を解く「ロック・スター」という曲もあります。「ロック変節者」だと自嘲していますが、全てのジャンルの音楽は平等ではありませんか?

「最初は弘大で嘱望されていたボーカルのヒョクがいざノラジョという笑える音楽をしたので人々が『ロックを捨てた』とひそひそささやいていました。けれど今はロック・フェスティバルでも私たちを招待します。きちんとしたロック・アルバムを出したいという考えはあります。いずれ突拍子もない時期に『ジャーン』と出すでしょう。私たちが歌を真剣に歌えば人々が面白がるでしょうし。」(チョ・ビン)

―実は猟奇歌手の元祖は「モンキー・マジック」を歌っていた「新風李博士」[*単語8]じゃないですか?

「その方を大変尊敬しています。最高です。視聴者が聞くには声が「鋭い」周波数なので良くないこともありますが、余興句が本当に素晴らしいじゃないですか。時代の先を行った歌手です。外国で脚光を浴びるDJたちが編集してくれるのを見るととてもかっこよくてうらやましい。異なる点があるなら、私たちはサウンドやボーカルがロック的な部分が大きく、彼はポンピル(トロットの感じ)が充満しています。(チョ・ビン)

―李博士に会ってみたことがありますか?

「ラジオをした時に会ったのですが、とても良いよと言いながら(李博士特有の声で)『おい、君たちよくやっているよ。そのままそのようにやれ。良い。おい、後で一緒に一回やらないとな』と応援を…」(チョ・ビン)

「全くそっくりだ(笑い)」(イ・ヒョク)


チョ・ビンの「李博士の声帯模写」は本当に似ていた。芸能番組に出て個人芸として使っても大丈夫のようだった。

―最近あるインタビューでチョ・ビン氏が「死ぬまでに24時間残ったらどうするつもりか」という質問にイ・ヒョク氏が自分のやりたい音楽を探していけばいいと答えていたのですが。

「今まで積み重ねた認知度でやりたいロック音楽をやれということです。私がいなければ『サンティ』の半分はなくなるじゃないですか。」(チョ・ビン)

「私はノラジョであれ、何であれ音楽を全部やめてしまいそうです。面白くないです。率直に言ってお金を儲けたければとっくにやめていたでしょう。どうせノラジョは『終』[*単語9]が出たからと言ってロックバンドをするとしても、とても長い間やってないのでその感覚も残っていなくて。今は昔のようにヘッド・ハンティングもないです。この前の公演の時は一度振って筋肉痛[*単語10]になって狂いそうだったんです。」(イ・ヒョク)

―どうですか。チョ・ビン氏はイ・ヒョク氏が死んだら?

「私はコイツが24時間以内に逝ったら公演だけ一生懸命するつもりです。李博士とデュオを結成してイ・ヒョクを偲びながら追悼アルバムを出して、あとコイツと録音しておいた未公開ガイド曲を探してアルバムを出すでしょう。涙を一度、鼻水までちゃんと流してあげて片付けるものは片付けて、毎年一回墓に行って花を一輪供えてあげればいいでしょう。」(チョ・ビン)

「この二重人格者!()(イ・ヒョク)

―二人とも元々はロック歌手だったじゃないですか。

「元々美術が好きだったのですが、就職を一日前にしてやめてしまいました。家で大騒ぎになりました。一週間何もしないでぶらぶらしていたら父がどうしてこのように家にばかりいるのかとお怒りになって、結局音楽をするつもりだと言ったらスプーンが飛んできました。それに当たらなければならなかったのに避けて、父の怒りが心頭に発して、一回だけチャンスを下さいと哀願しました。今は家族がみんな喜んでいますが、その当時はほとんど狂った子として扱われていました。」(イ・ヒョク)

「結果が見えないからそうなのでしょう。今はアルバムが出て周囲の人々が息子さんをTVで見たというので喜んでいますが、私の家もすごく反対したものですよ。」(チョ・ビン) …つづく

◆単語ノート◆
⑧新風李博士(신바람 이박사)…シンパラム イ・バクサ=韓国の大衆音楽ポンチャックの第一人者。博士は歌をよく知っている所からついた芸名。ポンチャックとは2拍子のリズムでキーボードの伴奏で延々と歌い継ぐ音楽。
⑨チョン(
)…()の強調形
⑩タム(
)…筋肉痛のこと


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