第16話 クラシック音楽曲名リスト [【韓国ドラマ】ベートーベン・ウイルス 音楽リスト]
韓国ドラマ「ベートーベン・ウイルス」の第16話音楽リストです。
いつも申しておりますがネタバレしています。
特にこの回は未視聴の方が読まれて内容を知ってしまうと面白さが半減してしまいますのでご注意ください。
【16話】
- 市響が練習していた曲
→交響曲第5番ハ短調 作品67(運命)第4楽章(ベートーヴェン) - 夫の後をつけるヒヨン
→スペイン舞曲集 作品21-2「ハバネラ」(サラサーテ) - 売店で出会った女性のことを知るヒヨン~マウス・フィルが練習していた曲
→交響詩「わが祖国」第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」(スメタナ) - ルミの大学で対旋律の授業で出てきた音楽
→平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1曲 ハ長調 BWV846 前奏曲(J.S.バッハ) - バッハの音楽に合わせて教授がピアノで弾いた曲(対旋律テストの例)
→アヴェ・マリア(グノー) - 新市長の就任式での演奏を承諾するカン・マエ
→12の練習曲作品25第11番 イ短調[木枯らしのエチュード](ショパン) - ヒョックォン携帯着信音
→ドナウ川のさざなみ(ヨシフ・イヴァノヴィチ) - 就任式のことを聞き何か相談するマウス・フィルのメンバーたち
→セレナード第7番 ニ長調 K.250(ハフナー)第1楽章(モーツァルト) - 楽譜を配る場面~就任式が始まりその様子をTVで見守るマウス・フィルのメンバー
→交響曲第5番 第1楽章(ベートーヴェン)*OST track.01 運命 - 就任式で演奏した曲
→4分33秒(ジョン・ケージ) - 練習室前でゴヌとルミ~マウス・フィルの練習していた曲
→交響詩「わが祖国」第2曲「ヴルタヴァ(モルダウ)」(スメタナ) - 自宅で夫と話し合うヒヨン
→ジャクリーヌの涙(オッフェンバック) - 地下道でオーボエを吹くガビョン
→歌劇「リナルド」第2幕のアリア「私を泣かせてください」(ヘンデル)
この回の「4分33秒」の場面は痛快でした!
15話の最後で、体調の回復したカン・マエの姿が何かリセットしたように見えて、結局元の気難しいカン・マエに戻ったのかと思いましたが、内面は団員たちの影響を受けこんな行動を取るまでに変化していたのですね。本当に強烈に市長を遣り込めました。この選曲は最高だと思います。
この作品は現代音楽の究極の形ですね。1952年の初演ではピアニストのデヴィット・チュードアのソロ・リサイタル全9曲中、最後から2番目に演奏されましたが、会場は怒った聴衆で大騒ぎになったそうです。私がもし何の予備知識もなくこんな演奏に出くわしたら、一体どんな音を出すでしょうね。
もう一つ気になったのが、「市民の日」の公演会場へ出発する時、来ない団員を待つのか、見捨てて出発するのかゴヌが迷う場面でのカササギの映像です。
ルミに「ゴヌ、どうするの?あなたが決めて。指揮者じゃない。」と言われた後に、空を飛ぶカササギの群れ→木に止まるカササギの群れ→畜舎練習室→ゴヌの回想シーン→空を舞うカササギの群れとカササギの映像が意味深に差し込まれていました。
またまた私の深読みなのかもしれませんが、何か意味があるのでしょうか。
カササギは一般的に韓国では縁起がいい鳥とされていて、ドラマの中でカササギが鳴けば良い事が、カラスが鳴けば悪い事が起こると視聴者は予想するものだそうです。
この場面では、カササギの鳴き声が入っていましたが、木に止ったり空を飛ぶカササギの群れを見てゴヌは何を感じたのでしょうか。結局、団員を見捨てない道を選びますが、その後また困難が待ち受けます。このカササギが何を暗示していたのか、とても気になります。
余談ですが、イギリスやアイルランドではカササギ(Magpie)を何羽見たかで運勢を占うというのもあるそうです。1羽見たら悪いことが起こる、2羽だと嬉しい事がある、3羽だと女の子が生まれる…など、音楽ではロッシーニのオペラに「泥棒カササギ」というのがありますね。日本では百人一首にも歌われていますが普段あまり見かけません。でも韓国に行った時にはたくさん見かけましたよ。
コメント 0
コメントの受付は締め切りました