SSブログ

ホン姉妹作家インタビュー記事より その4(終) [【韓国ドラマ】美男(イケメン)ですね]

4回に分けてご紹介したホン姉妹のインタビュー記事の今回は最後の部分です。まだまだ韓国語の勉強中なので日本語訳で間違っている部分も沢山あったと思います。辞書なしですらすら読める日はいつ来るのでしょうか。

さて、一口に韓国ドラマと言っても色々ありますが、私は個人的に、テレビは娯楽物だと考えているのでやはり親子で一緒に見て楽しめるドラマが好きです。

インタビュー中に「タニシ女房」という言葉が出てきました。韓国語では우렁각시(ウロンカクシ)と言いますが、タニシが人間の姿になって朝食の支度をするという「鶴の恩返し」のような昔話です。

それから「九尾狐」と言う言葉も出てきました。韓国語では
구미호(クミホ)と言いますが、こちらは九つの尻尾を持つ狐の妖怪の伝説です。韓国で様々な映画やドラマの題材になっていますが、クミホが人間の肝を食べると人間になれるという話もあるようですね。次回作の具体的なお話も出てきました。次もどこで弾むのかわからないラグビーボールのような作品に期待したいと思います。

それでは、インタビューの続きです。

『次のドラマは「私の彼女は九尾狐(クミホ)」』

2009121407585770473_4256.jpg






『まだ私たちに深さを強要なさらないこと』
ホン・ミラン作家


⑩視聴率と別で「美男」はこれまでホン姉妹が見せてくれていた発展や成長の面で止まっていたという批難もありました。

ホン・ミラン:私たちが忙しく仕事をして、それでそうなのですが、実はドラマを書き始めて丸4年しか経っていません。それで私たちは「こうでなければならない」と言う考えは無くて「美男」は企画自体が「わかりやすく笑い流しながら見られるドラマ」でした。

作家として私たちの成長より今回のドラマで見せてあげたかった事は、初めに「お前、出て行け」といったテギョンが「好きでいることを許してやる」まで行ってから、「僕が好きでいることを許可してくれ」と言いながら愛という感情を知っていく姿でした。まだ私たちに「深みへの強要」をやる必要は無いようです。

ホン・ジョンウン:これまで私たちが描いていたチュ・ユリン(マイガール)やナ・サンシル(ファンタスティック・カップル)のようなキャラクターの話が既存のドラマツルギー(ドラマ制作手法)から少しずつ抜け出していたために「美男」でそんなことを期待したというのなら失望した点もあったようです

しかし私たちは「美男」で本当に「少女マンガ」をお見せしたかったのです。だからそんな期待に対しては次に取り入れてこれからもっと良くしなければと思っています。単にご覧になる方々も私たちが商業的な地点に留まって視聴率だけ考えて浮ついたことだけ見せたがっていると規定なさらなくてもいいようです。

私たちは毎回ドラマをやる度に初めてのドラマだと考えているので。毎回新人作家ホン姉妹が出てきたと思いながら見て下さると嬉しいです。私たちは毎回どこで弾むのかわからないラグビーボールのようなドラマを書きたいのです


ホン・ミラン:実は私たちは面白いことが好きで、他の人たちもこれを見て面白いならいいだろうというマインドです。「発展する姿をお見せしなければ」と言うやり方で物語を捉えていくスタイルではありません。

ホン・ジョンウン:私たちはドラマでメッセージを伝えなければというマインドが特にありません。私たち自らも何か見て自ら悟りたくないし、校訓的であり啓蒙的であることを前にして見せてあげるのはあまり好みではありません。見る人がただ気分よく笑みを浮かべることができて、それから面白いけれど悪い話をしたくありません。私たちの基準はまさにそれです。私たちの甥がママと一緒に見られるドラマを作ること。

⑩次の作品は「ホラー・ファンタジー・ロマンティック・コメディ」だと聞きましたが、どんな話でしょうか。

ホン・ミラン:実は「美男」の台本を書くのが嫌で別の考えをする途中に出てきた話です(笑)

ホン・ジョンウン:「美男」が女たちのファンタジーなら、次は男たちのファンタジーの中の「タニシ女房」のようなものをしてみることにしました。ところが喧嘩が必須だから女の子を少し悪い子で行こうと思って、鬼神?九尾狐?そして九尾狐が浮かびました。

ホン・ミラン:それで映画「トワイライト」が「私の彼は吸血鬼」なら私たちの題名は「私の彼女は九尾狐」です。ある男が九尾狐を拾ってくるのですが、肝をえぐって食われるのだろうかと人に相談もできなくて、どうしようもなくクミホを養わなければならないのです。

ところでクミホは韓国産牛肉だけ好きで、輸入牛肉を持ってきてやると鬼神のように気が付くので、男は忙しくアルバイトして韓国産牛肉のお金を出しながら、喧嘩もしてお互いに好きになっていくのです。序盤では笑わせて、恋愛では強い設定を入れて、少し悲しくしていこうと思います。
…終わり。

原文はこちら↓

http://10.asiae.co.kr/Articles/new_view.htm?sec=news13&a_id=2009121407585770473


nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 2

コメントの受付は締め切りました
もんちっち

翻訳、ありがとうございました。
とても面白かったです。こんなドラマ、また見たいですよね~

この姉妹のやったドラマ、面白いし・・
by もんちっち (2010-10-26 14:36) 

花かんざし

もんちっち様。はじめまして。
ご訪問&コメントありがとうございます♪

ホン姉妹作家のドラマはどれも面白いですよね~
「美男ですね」の他に何をご覧になりましたか?
またお話を聞かせて下さいね。

by 花かんざし (2010-10-26 15:30) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。