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「怖い絵」で人間を読む [読書]

探求この世界 2010年2-3月 (NHK知る楽/月)

探求この世界 2010年2-3月 (NHK知る楽/月)

  • 作者: 中野 京子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • メディア: ムック

以前このブログでもご紹介したことのある「怖い絵」がNHK教育テレビの番組で放送されるようです。

番組HP

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/mon/index.html


過去記事…怖い絵1怖い絵2

 


この本の「はじめに」で著者の中野京子さんがおっしゃっているように、絵画、特に西洋絵画は自分の感性を頼りに心で味わう鑑賞法もありますが、なかなか難しいものであり、むしろ「見て感じる」より「読む」ものでしょうね。歴史的な知識、時代背景、作家の思惑、意図的に隠されたシンボルを読み取るには、感性ではどうにもなりません。

「怖い絵」では特に「怖さ」に視点を選んで絵画を読み解く内容ですが、知れば知るほど一枚の絵に込められた作家のメッセージに気がつき、全く新しい眼で絵画を見つめなおすことができます。

そんな中野京子さんの「怖い絵」が番組で放送されるとあっては、見逃す訳にはいきません。

放送は2月1日からNHK教育テレビ毎週月曜日の午後10時25分~10時50分(ああ、韓ドラ済衆院と重なっている~~)
再放送は翌週の月曜日午前5時35分~6時(早朝から恐怖体験ですね)

ところで、このブログでは左サイドバーの下の方で、私の本棚を公開しています。
最近読んだ本を並べているだけで、ほとんど自分の覚え書きですが、「私もその本読みました!」なんてご感想がありましたらどうぞお気軽にコメント下さいね。


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真琴

花かんざしさん、こんにちは♪ 

過去の記事を拝読しました。
ルドン、OL時代、竹橋の近代美術館でたっぷり3時間弱鑑賞しました。 気持ち悪い・・と・綺麗をいったりきたりしながら(そのときのポスターをながらく部屋に飾ってましたね。Beatriceという題名でした)。そのときにこの一つ目の巨人の絵があったかどうか、まったく覚えておりませんが。手前で寝ているニンフの恋人は結局この巨人に殺されてしまうのですよね。笑顔に見える顔が気持ち悪いです。

知っていたのはルドンだけですが、テニスンの詩による、シャロットの乙女も興味深いですね。 機織や糸は家事の象徴でしょうか。男性社会によって閉じ込められた女性が外の世界を見ただけで、のろいが現実になって死んでしまうなんて、しかも興味をもったのが男性の歌声だなんて。

番組を楽しみに見てみようと思います。
by 真琴 (2010-01-29 21:35) 

花かんざし

真琴さん、おはようございます♪
コメントありがとうございます。
過去記事もご覧下さったのですね!

ルドンの作品、真琴さんもじっくりとご覧になったことがあるのですね。
なんだか不思議な魅力にとりつかれるような作品が多くて印象に残る画家ですね。
「ベアトリーチェ」は綺麗ですけど、中には本当に不気味な作品もありますよね。
私は岐阜県美術館所蔵の「目を閉じて」が好きです。美しい色彩から暖かい風を感じる絵です。(一般的にはオルセー所蔵の「目を閉じて」が有名ですけれど)

ハントの「シャロットの乙女」はテニスンの物語を知らなければ、きれいな絵だなという感想で終わっていたでしょう。番組で取り上げられるかは不明ですが、抑圧された中で生きなければならなかった女性の悲しみが伝わってきます。

過去記事でも紹介したミレーの「晩鐘」、既にどこかに書いたかもしれませんが、韓国ドラマの中でよく部屋の壁にかけてあるのを目にします。「ベバ」ではガビョン先生のご自宅にこの絵が飾ってありましたし、確か「不良家族」では病室にかけてあったような←記憶が曖昧ですが。

番組のテキストも買いました。これまた過去記事(カテゴリー:読書)の話題ですが、以前書いた「あるベルリン・フィル楽員の警告」の所でご紹介した「ヴァイオリンを弾く隠者」を描いたベックリンの「死の島」が番組で取り上げられるようなので、実はとても楽しみにしています。

by 花かんざし (2010-01-30 08:42) 

真琴

花かんざしさん、こんにちは♪

「死の島」教えてくださってありがとうございます。過去の記事も読み直しまして、とても興味深かったです。 ベックリン、ミレーの「晩鐘」が韓国ドラマの中でよく飾ってあるように、この「死の島」もドイツの家庭でよくかかっているそうですね(どの時代かは定かではありません)。「生の島」(バーゼル市民美術館所蔵)もあるということですが、こちらは明るい楽園そのもの、といった感じでした。 ドイツのことを少し調べていると、通らないではいられないヒットラーもこの画家の絵を好んだそうですね。死の島は同じ構図のものが5枚あるそうですが、音楽家が、この絵の銅版画に魅せられて作曲したとか、すごいイマジネーション喚起力です。

岐阜県美術館所蔵の「目を閉じて」見てきました。ルドンの作品、黒い絵は不気味ですが、パステルカラーの色合いはいいですね♪

番組、ホンギルドンとかぶっていて、録画がだめなので、1週遅れの再放送で見よう、と思います。

ぜんぜん関係ないですが、花かんざしさんが視聴されたというので、キツネちゃんなにしているの?」を楽しく見ていました。少し前に韓国ネットの方で主役二人が話題になっていて、びっくりしました。本当でしょうか??にしても、ほんとに、チョン・ジョンミョンさん、ベビーフェイス、今年30歳だそうですね。ファッション70’sのビン役の方が男前でした。チョルス役もよかったですが。

では、また~♪
by 真琴 (2010-02-01 14:41) 

花かんざし

真琴さん、こんにちは~♪
コメントありがとうございます。

ベックリンが何故ドイツで好まれるのか?気になるところです。

夜の9時、10時台のTVチャンネル権が私には無いので…
結局、昨日の第1回目の放送は録画もできませんでした(涙)
私も来週の再放送から見る予定です。早朝だから録画忘れに注意しないといけませんね。

真琴さんは「快刀・ホンギルドン」をご覧になっていらっしゃるのですね~。
私もこのドラマ大好きです。ユリちゃん演じるイノクがとーっても可愛くて良かったです。

「キツネちゃん~」最初は面白く見ていましたが、後半は別にノーカット版でなくてもよかったような。。。「ジュニ」と「ブルドッグ」カップルのシーン以外は早送りでした。

チョン・ジョンミンさん、私が初めて見たドラマは「北京マイラブ」でした。いくつになってもかわいいですね。コ・ヒョンジョンさん、昨年は「善徳女王」のミシル役で凄かったですね。ネット上での話題についてはよくわかりませんが、実際にとてもジョンミンさんの事を可愛がっているようですね。

by 花かんざし (2010-02-02 16:36) 

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