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ベバ監督インタビュー記事その1「イ・ジェギュ ウィルス HAPPY VIRUS」 [【韓国ドラマ】ベートーベン・ウイルス]

韓国ドラマ「ベートーベン・ウィルス」のイ・ジェギュ監督のインタビュー記事を拙い文章ですが訳してみました。
この記事は韓国での放送終了後の2008年12月に出たもので、既にどこかで読まれた方もいらっしゃるかと思いますが、自分でも訳してみたかった記事なのでご紹介したいと思います。ちょっと長い記事なので数回に分けてUPしていきます。

原文は文章体(~だ、~である)で書かれていますが、インタビューなので語尾を口語体(~です、~ます)に書きかえています。

ELLE.co.kr > STAR > ENTERTAINMENT > TV > 20081212日付け記事より
イ・ジェギュ ウィルス
HAPPY VIRUS(ハッピー・ウィルス)

イ・ジェギュ監督こそオーケストラを指揮するマエストロだった。カン・マエのように際立って見える音を引き締めながらも、人物の一人一人が出す音を一方に偏らないように整えて調和を作り上げた。イ・ジェギュ監督はカン・マエのように撮影現場で毒舌を浴びせた。

シン・ギジュ記者(以下シン):少し前に妻と清平のプチ・フランスに遊びに行ってきました。ただ駐車場だけ見物して帰ってきました。人があまりにも多かったので。

イ・ジェギュ監督(以下イ):どうして?

シン:その、人波に飲まれたから。私も天下の平凡な人になったようです。ドラマを見てロケ地に遊びに行く人のことですよ。ドラマが人々に及ぶ影響力には本当に驚きます。

:視聴率が10%位出ても統計的に500万人が見たという話ですから。

パク・ウンソン記者(以下パク):少し前にタクシーで友人と「ベートーベン・ウィルス」の話をしたことがあります。するとタクシーの運転手の方が突然話に入ってきて、ドラマがとても面白いとおっしゃっていました。年配の方だったのですが。

イ:「ベートーベン・ウィルス」を初めて作る時、全ての世代が楽しめるドラマを作ろうとしました。結果的には30代と40代の女性が多く見ました。10代の視聴者と30代の男性も遅れて入ってきました。ところが、40代と50代の男性たちはやはり「風の国」をご覧になりました。しかし後半部分では40代と50代の男性たちも視聴なさいました。

シン:何故そのように熱心に見たのでしょうか?

イ:何と言っても良い脚本でしょう。その次には良い演技です。キム・ミョンミン氏が本当にカン・マエというキャラクターを120%生き切っていました。

シン:それでは、監督はどちらにおられたのです?

イ:(笑)一生懸命したのですが、演出するということは隠れているということだと説明するのが難しいですね。

シン:ファン・ジョンミン氏のようなお言葉ですね。すっかり調ったお膳に匙だけ置いたのですか?(訳者注:匙を置く=食事を終えたの意)

イ:(笑)「茶母」と「ファッション70s」と比較すると「ベートーベン・ウィルス」はひときわ他の方々の功績が大きかったようです。

シン:「茶母」の時は映像美の話を沢山しました。「ファッション70s」は完全なブロックバスターでしたし、「ベートーベン・ウィルス」は演出の立場からは「茶母」と「ファッション70s」に比べると幾分少なめに挑戦的だったようです。

イ:「ベートーベン・ウィルス」は初めからキャラクター劇や状況劇だと考えていました。演出を新しくするというよりは、キャラクターの魅力をより活かして状況を面白く表現できるのなら、人々が最も気楽に見ることができると思いました。

シン:台本は設計図です。しかしその設計図でどんな家を建てるのかは、結局、監督が決定することです。

イ:私と作家たちが初めに想像していた「ベートーベン・ウィルス」と今の「ベートーベン・ウィルス」は違います。私達が初めに考えていたのが赤いリンゴだったと言うなら、今は少し違う質感と色彩を帯びたリンゴになりました。
それは撮影していく過程で違ってきたということです。ドラマの特徴のようです。撮影しながら少しずつ状況に合わせて変わって行く。そこにドラマ演出の大きな役割があるようです。その過程で演出が間違った選択をするとダメになるし。

シン:その過程でドラマの序盤は実は少し不安でした。初回と第2話までで人物がバタバタと忙しく登場しますが、話の繋がりがなくややこしかったです。たぶんあなたがそれを誰よりもご存知でしょう。

イ:元々はそんな人物ひとりひとりにフォーカスを当てながらドラマを引っ張っていこうとしました。オーケストラのように豊かなドラマを作ろうとしました。しかし初回と第2話でやはり結果がよくありませんでした。多くの人間の物語を同時多発で進行させながら、お互いの関係や人生の旅程を追いかけるというのが考えていたより容易でありませんでした。
つづく…】

原文はこちら

http://www.elle.co.kr/elle/elleweb_template_fashion.iht?contId=B18_20081212_5467


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mim

花かんざしさん、こんにちは♪ご無沙汰しております。
読み逃げばかりでごめんなさい^^;
いつも楽しく拝見してますよ~!
今、CSでベバの集中放送があってて、6時からなんですけど、
観てから出勤しています♪

監督お言葉、すごくわかりやすいですね。
リンゴの例えはもちろんのこと、やっぱり個性豊かな
俳優さん達の集まったドラマですから、化学反応というか、
相互作用というか、そこにファン達の熱気もあって…という
感じでしょうか。1年経っても感慨深いものがありますね。
後半も楽しみです。

ところで私が観ているCSはアジドラなんですけど、こちらでの音楽リストを参考にすると日本版DVDのようです(って前にも言いましたっけ)
ただあまりにも音楽の差し替えが気になり…なんだかなとは
思いますが、訳は親切なので。
だけど、ちゃんと他の曲に差し替えてるならまだしも、
音を並べ変えたかのような、音楽じゃないような感じで
残念に思っています。
まぁ、オーディションのシーンとかなので、本編には
あまり影響しないと思われたのでしょうね。
2月末からはイケメンですねの本放送です。
またこちらでの情報を参考にさせていただきますね~!

by mim (2010-02-06 10:59) 

花かんざし

mimさん、こんばんは~おひさしぶりです^^
コメントありがとうございます♪

こちらこそ読み逃げしてますが、いつもmimさんの所の楽しい記事を読んで元気をもらっていますよ~。

「ベバ」のアジドラ放送情報ありがとうございます。
朝6時からですか~素晴らしい!
ドラマや映画を視聴する時間を作るためには早起きも必要なことですね。

アジドラでの「ベバ」は音楽の差し替えがあるのですね。
おっしゃるとおり、音楽の差し替えが同じ曲でも音源が違うとか、別のクラシック曲ならまだましなのに、ただの音になっていると本当にがっかりしますね。

監督様のインタビュー、なかなか興味深かったですが、ミョンミンさんやジアさんの熱心なファンの方にとってはちょっとどうかな~という部分もあります。
まあ一年以上経つので、今なら冷静に受けとめることができるのではと思います。
本当に拙い訳なんですが続きをお楽しみに!

by 花かんざし (2010-02-06 17:59) 

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