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ベバ監督インタビュー記事その6(終)「イ・ジェギュ ウィルス HAPPY VIRUS」 [【韓国ドラマ】ベートーベン・ウイルス]

今日14日は旧暦の一月一日。韓国ではお正月설날/ソルラル)ですね。
さて、
韓国ドラマ「ベートーベン・ウィルス」のイ・ジェギュ監督のインタビュー記事訳は今日が最後、その6です。やっとゴヌの話が出てきました。

ELLE.co.kr > STAR > ENTERTAINMENT > TV > 20081212日付け記事より
イ・ジェギュ ウィルス HAPPY VIRUS(ハッピー・ウィルス)

シン・ギジュ記者(以下シン):
カン・マエに関してフラッシュバックが何回か出てきました。幼い頃ビニールハウスに暮らしていた時代も出てきて。

イ・ジェギュ監督(以下イ):アメリカドラマ「デクスター/DEXTER」を見ると主人公が何故殺人鬼になるしかなかった理由が断想のように登場します。かなり効果的にフラッシュバックを使用したケースです。

シン:事実フラッシュバックをあまり多く使いすぎるとドラマが野暮ったくなります。危険です。

イ:そうです。かなり危険です。しかしカン・マエの事情はとても気になりますから。

もしもの話ですけど「ベートーベン・ウィルス」のシーズン2があると言うなら、それはこれからのカン・マエついての話も可能でしょうが、それ以前のカン・マエを描いてみたら面白いようです。今のカン・マエが現れるまでの話ですよ。

シン&パク・ウンソン記者(以下パク):シーズン2を作るのですか?

イ:(笑)「ベートーベン・ウィルス」以降にカン・マエがどうなって、カン・ゴヌがどうなってよりもそれ以前のカン・マエが気になりませんか?


シン:その時、中学生カン・ゴヌが
カン・マエの前に現れて「音楽は四角だ。」これを尋ねてみて?

イ:私はカン・マエとカン・ゴヌの関係はフロイトとユングの関係だと思います。ユングは師匠のフロイトの理論を尊重し信じてついて行くことを始めましたが、結局別の道を行くしかなかったじゃないですか。

ただユングが何十年かけて感じたことをゴヌは早くに感じたということです。人々はゴヌがカン・マエに反抗してそういうのが生意気だとも言います。

しかしカン・マエは、天才とは存在することが出来るのか、天才でない者はどれ程の努力でそれに追いつけるのか、こんなことを悩むのだとすると、カン・ゴヌは楽しい音楽を悩みます。二人の葛藤はもう少し注意深く見る面があります。

シン:もう少し深く扱ってみたいテーマがあったけれど「ベートーベン・ウィルス」はそこまで深く入って行けなかったという物足りなさがある模様です。でも実はあまり深入りするとパク・ウンソン記者は面白くないと言ったでしょうね(笑)

パク:もう、止めてくださいよ~(笑)
【終わり】

原文はこちら
http://www.elle.co.kr/elle/elleweb_template_fashion.iht?contId=B18_20081212_5467



勝手に6回に分けてご紹介した監督のインタビュー記事、いかがでしたか。拙い訳なので読みにくいところも多かったでしょうが、私にとっては楽しく幸せな時間でした。ドラマが終わってもまだまだ熱く語る監督のお話を私はもっと聞いてみたい気分でした。

カン・マエとゴヌの関係、他にも似たような関係の師匠と弟子がたくさんありますが、監督が思い浮かべておられたのは心理学者のフロイトとユングだったのですね。この二人のことは、私は名前くらいしか知りませんでした。

そういえば、ベバ7話でカン・マエがルミに飴(実はガム)を渡す前に、「エレクトラコンプレックス」という言葉を使っていたことを思い出しました。(関係ない話ですね)

監督の口から飛び出した「シーズン2」という言葉に同時に反応したシン記者とパク記者。驚いて思わず身を乗り出して聞き返した様子が目に浮かびます。本当に「シーズン2」のようなものが出来るといいのですが、「のだめ」もヨーロッパ編や映画が制作されましたし…。でも難しいでしょうねえ。

なんだかんだ言っても、私にとってやっぱり大好きなこのドラマ。作家、監督、俳優、演奏者、スタッフなど制作に関わった全て人々の熱い思いがぎっしり詰まったこのドラマは何度見ても飽きる事がありません。

それから最後に、話がそれますがおまけです。「エレクトラコンプレックス」が出てきた場面、第7話で指揮者室を訪れたルミに対し、わざと声を出さないで一瞬ルミが耳が聞こえなくなってしまったかと誤解させるカン・マエですが、その時の口パク部分のセリフが台本に書かれていたのでご紹介しますね。

「お?来たのか?君にちょっと頼みごとがあって」
 「毎朝、新聞とエスプレッソを私の机の上にちょっと持ってきて置いといてくれる?」
「おい、どうした。耳がまたきこえないのか?」
「うむ、これは大変だな。いつからそうなのだ?今朝?それとも、たった今?」

ルミ:耳、聞こえると言ったでしょ。かわかわないでください。

 「本当に聞こえないのか?私は今とても大きな声で話しているのだがね?ほ~これはどうしようか…救急車でも呼ぼうか、それとも119?」

ルミ:あの~
横の音楽、全部聞こえてますけど。
 

聞こえないフリはここまで。カン・マエは懲りずにまた119に電話しようとしてました()


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