第7話 重要事件日誌 [【韓国ドラマ】漢城別曲-正]
チョルセテヤ ケジョリ バックィミョン オンジェドゥン タシ オヌン ゴッ
철새떼야 계절이 바뀌면 언제든 다시 오는 것...
渡り鳥の群れは季節が変わればいつでもまたやって来るのだ
―シム・ミング(右議政)がホン・マンギ(吏曹参判)に向けて―
この回が一番難しいです…。「漢城別曲-正」の公式HPに書かれた内容と放送されたものでは順番が少し違っています。なるべく原文に従いたいところですがドラマの流れに沿って一部順番を変えて掲載しています。
全8話なのであと2話です。ネタバレですので、未視聴の方はご注意ください。尚、記事の中の※は私が勝手に追加したものです。
漢城別曲>ドラマ探究>重要事件日誌
回別重要事件日誌
◆第7話◆
・五軍営の軍士たち宮殿と都城周辺を掌握
・イ・ナヨンの煎じ薬を受けた国王、迎春軒で死亡
・煙薫方治療を主導していたシム医員の変死体発見
・大妃、修政殿で垂簾聴政(※国に代わって皇后、皇太后など女性が政治をすること)を宣布
臣僚たち、大妃殿にずらりと連なり始める(※大妃側についた臣僚たちが集合)
・イ・ナヨン、臣僚たちに国王の死亡について疑問点を提起
・鞠庁(※重罪人取り調べのための臨時官庁)設立
・パク・サンギュ、鞠庁の調査官に任命
<韓国KBS「漢城別曲-正」公式HPより>
…政治の駆け引きが続いています。みんな生き残るのに必死のようです。そんな中逃げ出そうと思えば生きて宮殿を脱出できたのに思いとどまったナヨン。最後の任務を果たすために命を賭けます。
最期の場面で印象に残った国王の言葉です。
キョウリ オミョン ソリ プルルン ゴスラルス インヌニラ
겨울이 오면 솔이 푸르른 것을 알 수 있느니라...
冬が来れば松の青いことがわかるのだ
サラ ナマヤハンダ オットニリ イッソド サラナマ イッタン チョソネ ナワ ノエ プチニ クムクドン セロウン チョソヌル ポゴラ
살아 남아야한다. 어떤 일이 있어도 살아남아 이 땅 조선에 나와 너의 부친이 꿈꾸던 새로운 조선을 보거라
生き残らなければならない どんなことがあっても生き残って この地朝鮮に私とお前の父が夢見ていた新しい朝鮮を見るのだ
花かんざしさん、こんにちは。
“冬が来れば松の青いことがわかるのだ”
この国王のことばは深いですね~。
私もドラマみてから随分とたつので、記憶が曖昧ですが、
このことばはいろんな意味にもとれますね。
激動の時代にあって自分の運命さえもわからない、だけど自分の命をひきかえても
新しい時代をめざそうとした王。
その先自分になにが起ころうとも、
その時の自分がどうなっているかも、その時にしかわからないが
その自分の運命をそのまま受け入れる。
そんな風に感じます。
ナヨンがおかした事にしても、
それが果たしてよかったのか、悪かったのか、
それすらも時がたたなければわかりませんものね。
勿論これは観た人それぞれが違った印象をまた持つと思いますが。
政権にすがろうとした人達、また自らが政権に着こうと画策した人達、
絶え間ない争いが永遠に続いていたんでしょうね。
この時代に新しい時代を待ち望んで人達がたくさんいて、
それであの「チェオクの剣」のソンベクの最後の「道」にを思いださてくれるんですね~。
ちょっといろいろなドラマと重なって感慨深く読ませて頂きました。
by 白椿 (2011-02-23 14:33)
白椿さん、こんばんは~
コメントありがとうございます♪
「冬の青い松」…
王の死後、ナヨンの生死を政治の道具にしてなんとか生き残りの道を模索する官僚たちの姿は少し離れてみると哀れに思えてきます。
本当に自分の保身しか考えてないようで。
でもサンギュの父も8話だったかしら、自分も若い頃は高い理想を持っていたと話していたのが心に残りました。
かつて自分が命を奪った友の娘がさし出す毒薬を飲む王は、娘に親の仇をとらせて過去の過ちを償う意味もあったのかもしれませんが、それ以上にかつて友と共に夢見ていた新しい世界への望みをナヨン=次の世代へ託す意味の方が大きかったようですね。
それにしてもアン・ネサン氏の演じた王様は凄かったです~~
ソンベクの名台詞!!
「漢城別曲」の最終回のあのシーンは「茶母」を思い出さない訳にはいきませんよね。
一人の力では限界があって志半ばで世を去るけれど、自分の後に必ず続く者が出るはずだという意味の言葉はおっしゃるとおり、そのまま「青い松」に通じるものがありますね。
結局、ナヨンも「青い松」を見つけられませんでしたが、最後に現れましたね!
なんだか思いっきりネタバレしてしまいました…(苦笑)
by 花かんざし (2011-02-24 00:05)