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【記事訳】NORAZOをメタル人生にした兄貴たち(Naver Music) [NORAZO インタビュー記事 2015]

今週末はいよいよNORAZOの来日公演がありますね!
さて、そんな中、韓国のポータルサイトNaverの中にある音楽サイト「Naver Music」でNORAZOに関連した記事が出ました。NORAZOに大きな影響を与えた音楽とはどんな曲なのでしょうか?これまでも海外のバンド名などいくつか聞いたことがありますが、今回はもっと具体的な話になっていて興味深い内容でした。原文記事サイトでは曲の一分間試聴もできます。拙い訳ですが日本語訳してみました。
 
Naver Music>本日の音楽>Musician’s Choice

ミュージシャンたちが様々なテーマで自身が愛する音盤、彼らを在らしめた音盤を紹介します。

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15.09.07.
誰も侮れない異色の達人
NORAZOをメタル人生に
した兄貴たち

奇抜なアイデアで愛されるデュオ
NORAZOが選んだ推薦曲を見てみましょう。



NORAZOをメタル人生にした兄貴たち

今年でデビュー10周年を迎えたNORAZOは今や誰も侮れない異色の達人になった。異色一筋の人生が結んだ実りだと言おうか。実際音楽もかなり真面目にやっているNORAZOは異色のコンセプトのせいでその音楽がそれほど目立たなかった。しかし知る人ぞ知る。彼らの音楽にロックスピリットが強力に存在していることを。もしかするとNORAZOの異色コンセプトはロックが冷遇されている韓国の地でやむを得ない選択だったのかもしれない。

今年発表した「お前の運命だ」はNORAZOのコンセプトが全開のまさに大当たりの作品だった。我々の目と耳を動かしたこの歌で本人たちの運はちょっと開いたのだろうか?
「本当に運が開きました。我々はブランクが少しあったのですが、それにもかかわらず『お前の運命だ』が多くの方々の話題になりました。チャート1位を取ってもすぐに忘れられる最近の歌謡界で『お前の運命だ』が長く記憶されるという事だけでも我々の運命が開けたと思います。」(チョビン)


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NORAZOはアルバム毎に奇抜なアイデアを公開した。言葉が異色であって本当に「ハイクォリティー」だった。アイデアの泉は何なのか?
「本当に切迫した思いで探します。アイデアはどこでも得られるものです。インタビューをしているこの状況でもそうです。面白いのがなければNORAZOではありませんから。我々はアイデアを見つけられなければ破産です。」

最近NORAZOは自分たちのアイデアを公演に移している。
「2015年NORAZOの新しい誕生を知らせる意味でロックフェスティバルと単独公演に集中しています。10周年になるまでは放送やイベント出演にかなり集中していたのではないかという反省がありました。今は立派なバンドを備えて、ぴちぴち跳ねるナマモノの音楽をお見せしています。いつも録音テープ伴奏で公演していたNORAZOのことは忘れて下さい。」

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NORAZOの奇抜なコンセプトは外国人も驚く。実際にNORAZOは日本で2000席規模の公演をするほどファン層を獲得している。来る9月12日には日本でショーケースも開く計画だ。
「2006年から続いてきた日本の活動を2015年、本格的に始めようと思います。ついでにNORAZOのイカれたステージを日本、中国など世界の色々な国で披露したいです。今は夢ですが必ず現実のものにします。」

今は日本にも行くNORAZOにCDアルバムを推薦してほしいとお願いした。さすが血の中にメタルが装着されているアーティストらしく凄まじいアルバムを選んでくれた。NORAZOと一緒にメタルで一致団結!


文:クォン・ソクチョン(音楽専門記者)
 
 
NORAZOが選んだ一つ目のアルバム
Judas Priest(ジューダス・プリースト)の「Painkiller(ペインキラー)」

「メタルが粘りがあってカッコいい音楽ということを最初に教えてくれた兄貴たちです。『Before The Dawn』だけ聞いてロックバラードバンドと思っている人々に是非教えてあげたい私のメタル・ゴッド!私も『お前の運命だ』を歌う時に笠(カッ)をかぶるので我々はゴッドブラザーズ!今は脱退なさったが往年のK・K・ダウニング兄さんとグレン・ティプトン兄さんのツインギターは凄かったですよ。後輩たちにお手本を見せて下さった『ペインキラー』の演奏は今聞いても感動のるつぼです。ロブ・ハルフォード兄さんの声帯をマネしたい気持ちからステージで真似してみますが、残るのは喉頭炎と声帯結節だけ。しかし尊敬しています。いつまでも長生きして下さい。愛しています。」(チョビン)

「頭声というのを教えてくれたバンドです。高音の果てはどこで本物の頭声は何なのかを研究していた頃『ペインキラー』を聞くようになりロブ・ハルフォードの発声を練習し始めました。シャープな頭声を練習するには『ペインキラー』が最高!」(イヒョク)

◆ジューダス・プリーストの 「ペインキラー」(アルバム:12集「ペインキラー」より)


チョビンが選んだ二つ目のアルバム
Helloween(ハロウィン)の「Keeper Of The Seven Keys (Part I & II)< キーパー・オブ・ザ・セブン・キーズ(パート I & II) >」

「メロディー感と韓国演歌気質に溢れるハイボーカルとスッキリしたツインギター、そしてスピード感に抒情的ストーリーテリングを含んでいます。『Dr. Stein』での害悪と曲の粘りある構成にすっかり惚れて底まで掘り下げるようになったバンドです。『Future World』,『I Want Out』,『Eagle Fly Free』などが有名ですが、その中でも大曲が好きです。千変万化の進行に長くても覚えるようになるリフや構成など。退屈のない彼らの隠れた自慢の種でしょう。『Helloween』,『Keeper Of The Seven Keys』この2曲がNORAZOの「Gaia」のモチーフになったのは当然のことでした。バンドをするようになったらこの程度の長さの曲をしてみたかったのですが、その夢が現実になったのです。マイケル・キスクの頭声を愛する男としてイヒョクに出会ったことは運命でした。『ガイア2』を必ず作らなければ!」

◆ハロウィンの「ハロウィン」(アルバム:「キーパー・オブ・ザ・セブン・キーズ<パート I & II)」より)


イヒョクが選んだ三つ目のアルバム 
Skid Row(スキッド・ロウ)の「Slave To The Grind(スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド)」

「私が初めて接したメタルバンドです。思春期の頃の私は黒人音楽にはまっていました。ヒップホップとR&Bを聞いていた私の好みをスキッド・ロウが180度変えてくれました。友達の彼女から誕生日プレゼントでもらったスキッド・ロウのアルバム『Slave To The Grind』にある『Monkey Business』を聞いてヒップホップパンツとパーカーを全部捨てた思い出があります。」

◆スキッド・ロウのモンキー・ビジネス (アルバム:2集「スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド」より)


チョビンが選んだ四つ目のアルバム 
Andrew W. K.(アンドリューW.K.) の「I Get Wet(アイ・ゲット・ウェット)」

「野宿型マッチョガイ アンドリューW. K.を紹介したいと思います。孤高のピアノ専攻者である彼が10日は洗っていないような伸びた綿のTシャツを着て荒々しいロックを吐き出します。それもグロウリングボーカルです。この兄さんが歌うの見ると近いうちに結節が出来るかもしれないです。このアルバムは『Party Hard』,『I Love NYC』,『She Is Beautiful』,『I Get Wet』など聞くだけで頭とお尻が揺れる楽しい曲の洪水!暴風雨の中で重心を取って悠々と流れるピアノ演奏は、超激辛焼きそばの中に満身創痍になった私の口腔を紛らせてくれるチーズが塗られた冷たいたくあんのような感じでしょうか?ただ何も考えず夜に熱く遊べるウキウキする明るいイカれたロックを望むなら超おすすめの私の切り札!(笑) Powerman 5000(パワーマンファイブサウザント)やRob Zombie(ロブ・ゾンビ)とは違う感じですが、わりと純情派のようだと言いましょうか。NORAZOもこんなスタイルで一度?」

◆アンドリューW.K.のParty Hard(アルバム:「アイ・ゲット・ウェット」より)


イヒョクが選んだ五つ目のアルバム
Yngwie malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)の 「Rising Force(ライジング・フォース)」

「イングヴェイ・マルムスティーンの音盤にカセットテープで初めて接しました。友達に「テープをたくさん聞くと伸びるのではないか?なのにどうしてソロが速く聞こえるんだ?」と言ったら無知だと恥をかいた覚えがあります。テープが伸びてもこの位の速さで聞こえるんだと言った友達の話を聞きCDを買って聴きました。アルバイトして得たお金でイングヴェイ・マルムスティーンのあるだけ全部のCDを買って聴きましたよ。ボーカルのコピーだけでは足りず、ギターのコピーもしてみました。しかしソロのコピーで見事に完敗!1節のコピーも大変でした。今も時々夜中にイングヴェイ・マルムスティーンを聞きます。ふと18年前友達の部屋でカセットで聞いていた時代が思い浮かびます。そんなエネルギーで私がいまだに音楽をしているようです。いつかスウェーデンに行けたらイングヴェイ・マルムスティーンの家に行ってみたいです。」

◆イングヴェイ・マルムスティーンのBlack Star(アルバム:「ライジング・フォース」より)



NORAZOが選んだアルバムの主要曲

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画像:Naver Musicより


記事原文↓

◆単語ノート◆
・고퀄(コクォル)…高+Quality、ハイクォリティー
・뽕끼(ポンキ)…뽕기(뽕짝+気)=ポンチャック(韓国演歌=トロット)の雰囲気がするという意味を持つ韓国の大衆歌謡の関連俗語。

(日本語訳:花かんざし)


◆おまけ◆
NORAZOの5集「Gaia」のモチーフになったという曲の一つ
ハロウィンの「Keeper of the seven Keys」 
アルバム:「Keeper Of The Seven Keys (Part I & II)」より

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