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【記事訳】[インタビュー]クァク・ドンヨン「どこに行ってもパク・ボゴム?当然のことでしょう」 [【韓国ドラマ】雲が描いた月明かり]

久しぶりに「雲が描いた月明かり」の話題です~

今、原作本をもう一度読み返しているところですが、ドラマを見終えてから読み直すと、一度目で見落としていた箇所が次々に見つかります~一度目はどうしても続きが気になって、先へ先へと気持ちが急いていたようです。
 
ヨンがラオンの口に薬菓(伝統菓子)を入れる場面も2巻の中ほどでさりげなく出てきていました。もちろん状況設定はドラマとは違いました...小説ではまず先にユンソンがラオンに薬菓を与えます。その後遅い食事を取るヨンのそばにラオンが呼ばれて...ここでの薬菓は王族だけが食べられる特別な製法で作られた美味しい菓子として出てきました。ドラマでは「特効薬」でしたっけ?とても印象的に描かれていましたね。
 
それからドラマでも途中で宮中を去るマ内官は、小説では清国のモク太監のところへラオンを連れて行ったことで宮中から密かに追い出されていました。小説ではドラマと違ってとことん悪者扱いでした。

ビョンヨンの過去についても、祖父を非難する文章を書いて科挙を首席で合格した後、事実を知ってからは死んだように生きていたということがちゃんと書いてありました^^キム・サッカの史実のエピソードを知ってから読むとこういう文も印象深く思えます。

ところで、小説での私の推しメンのキムヒョン(キム兄さん)ことキム・ビョンヨンは、ドラマではエピソードがずいぶん違っていましたが、演じていた俳優クァク・ドンヨンさんは素敵でした~
インタビュー記事を訳してみたのでご紹介します。またラジオにゲスト出演した時の情報も少し書いています^^
   
BIZ Enter>スター
 [インタビュー]クァク・ドンヨン「どこに行ってもパク・ボゴム?当然のことでしょう」
記事入力 : 2016-11-02 14:23
[BIZ Enter キム・ソヨン記者]

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▲クァク・ドンヨン(写真=ユン・イェジン記者)

かわいい弟のようだったKBS2「棚ぼたのあなた」のジャングンがいつのまにか大きくなって「フンナム(*ほのぼのとした若い男性)」の青年になった。今年20歳になったクァク・ドンヨンは「KBS2『雲が描いた月明かり』(以下『クルミ』)に出会ってよかった。『クルミ』が自分の人生のターニングポイントになった」と話した。彼は演技だけでなく大切な縁をもらったことから「有難い作品」だとも言った。

特に作品の間中ずっと一緒だったパク・ボゴムとの格別な友情を誇り、注目を集めた。「兄さんと話を交わしてから演技について考えも変わった」というクァク・ドンヨンだ。どこへ行ってもパクボゴムの話になる状況に敏感になりそうなものだが、「当然のことではないか」という大人の対応を見せたりもした。

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▲(出処:KBS2「雲が描いた月明かり」)

Q:先日、多くのメディアと「クルミ」終了インタビューをしたが、パク・ボゴムの話題ばかりのようだ。

クァク・ドンヨン:大丈夫。当然ではないか。美容院も同じところに通って、今日も朝から会った。お互い頑張ろうと応援してくれた。「クルミ」をやって本当に親しい仲になった。


Q:前に打ち上げでも、一緒に来たのにわざと先に入って、パク・ボゴムが少し遅く来るように配慮したそうだが?

クァク・ドンヨン:そこに集まった大部分の取材班とファンたちは兄さんに会うために来たのだから。それでやはり当然だと思った。嫉妬とかそういうのもない。兄さんは自分の役目以上をやったと思うし、演技や品行もすべてに愛される人だ。


Q:作品はどうだったか?原作ではラオンを好きになる設定があったが、主要キャラクター中で唯一ロマンスがなかった。

クァク・ドンヨン:僕は兄さんとブロマンスをしたから、ロマンスは別の作品でやればいい(笑)。原作ではそうだったらしいが、その部分が抜けた方が僕はうまくいくと思った。ビョンヨンまでラオンを好きだったらドラマは泥沼になったのでは?ロマンスがなくてビョンヨンとヨンの関係もより切なくなったようだ。


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▲(出処:KBS2「雲が描いた月明かり」)

Q:それでも序盤ではラオンを見つめるビョンヨンの微妙なまなざしがロマンスを期待させた。

クァク・ドンヨン:意図的にしたことだった。原作のファンたちも混乱するほど曖昧に演技した方がいいと注文を受けた。どうせ後のほうで明確に整理されるから。元々ビョンヨンが友情を超えてヨンに感情を抱くという設定だった(笑)。それが今の視聴者には受け入れることが難しいかもしれないという判断もあり、整理する関係が多くなった。それで君臣と友の関係だけ見せることに整理された。


Q:原作を読まなかったのか?

クァク・ドンヨン:かなり違うというのでわざと読まなかった。読んでもややこしくなりそうで。「クルミ」で僕が一番遅くに合流した。準備する時間が十分でなかったため、自分の役割にだけ集中した。


Q:別の俳優がキャスティングされたが降板したあと、急に入っていかなければならない状況だった、準備する時間も十分でなかったのに、それでも「クルミ」を選んだ理由があるのか?

クァク・ドンヨン:良い役割だったし、良いPD様たちと楽しくできそうだと肯定的に思っただけだ。悩みもなかった。また当時映画「るろうに剣心(*韓国タイトル「風の剣心」)」、「逆鱗(*邦題:王の涙 -イ・サンの決断-)」のような作品を見ていて剣客に対してロマンがあった時期だった。嬉しい気持ちで参加した。

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▲(出処:KBS2「雲が描いた月明かり」)


Q:キム・ソンユン、ペク・サンフンPDとは4部作「思春期メドレー」を一緒にした。またペクPDの単発ドラマ「中学生A嬢」にも出演していたが?

クァク・ドンヨン:縁が深いようだ。もともとペク・サンユンPD様が昨年なさった「学校2015-フーアーユー(*邦題:恋するジェネレーション)」も一緒にしようとしたが、編成が繰り上げされて出演できなかった。僕がその時MBC「華政」という作品をすることになって。そうして僕を信じて下さったのがただ嬉しいというよりは緊張する部分がある。「以前のようにできなかったらどうしよう」というプレッシャーがある。「以前はこうだったし、今回はこうしたらできるだろうという漠然とした考えも警戒するようになり。それでも二人の演出者の方が私をうまく刺激して下さったようだ。


Q:それで「クルミ」が人生のターニングポイントになったのか?

クァク・ドンヨン:「クルミ」をする前までは計画を立てる方だった。早く幼いイメージから脱したかったし、こんな作品をやったらいいなという気持ちがあった。ところが「クルミ」をやってから流れのままにその時その時の選択に最善を尽くすのが、望ましくできそうだという気がしてきた。そんな計画は、漠然として、実現の可能性も低く、むなしい希望だけ作るものだから。それにポゴム兄さんと話をしてからこのような部分について考えが変わったりもした。


Q:パク・ボゴムとは「クルミ」で初めて会ったのでは?

クァク・ドンヨン:そうだ。それで最初はヨンとビョンヨンの格別な関係を表現するのが難しかった。一度も特に会ったこともなかったし、我々が最初に出会った日から撮影を一緒にしなければならない状況だった。ポゴム兄さんもやはりその部分を心配していたようだ。


Q:ところでもう「ポドンボドン(보동보동)」というグループで活動しようという計画を明かすほどに親しくなったのか?

クァク・ドンヨン:「ポドンボドン」はまだ具体的な活動計画はない(笑)。兄さんとは音楽的な部分、演技的な部分について考え方が僕ととてもよく合う。僕と兄さん二人とも音楽を選り好みせず、演技はできる限り本心でやろうと努力するタイプだ。


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▲クァク・ドンヨン(写真=ユン・イェジン記者)

Q:ジニョンも含め三人とも皆親しいようだ。一緒に済州島も行くとか?

クァク・ドンヨン:三銃士のような感じだ。ジニョン兄さんとは撮影現場で会う時間がないが、僕たちでただ会って、別に話をしなくてもただいい感じだ。それで済州島も一緒にちょっと行ってこようと言ったが、僕は時間があるけれど、兄さんたちがとにかく忙しくて、いつになるかわからない(笑)


Q:今年20歳だが、多くの作品をやり、「クルミ」で華麗な成人式を受けたようだ。

クァク・ドンヨン:やらなきゃという事をたくさん実現したようだ。1,2回ほどの特別出演だったが、多くの作品をやり、本当に充実していたようだ。お酒を飲みたかったが、たくさん飲んだようだ(笑)。高校生の時も飲もうと思えば飲めたが、道徳心と社会的倫理のために我慢した。それで20歳になった途端、父や周囲の兄さんたちと飲むことが本当に良かった。「クルミ」を通して仕事も一段階先へ進むようになった気がする。そして心配にもなった。制約がないだけに行動に責任を負わなければならないから。


Q:20歳なので合コンや異性の紹介もするものだが。

クァク・ドンヨン:心配になるし、そんな場も好きでない。実は数年前まで一人で電話注文もできないほど恥ずかしがり屋だった。初めて会う人と会話するのが苦手だ。自然に出会いたい。


Q:住宅請約貯蓄にも加入したとか?

クァク・ドンヨン:最近一人暮らし用の家を探しているところだが、とても高くて。どうして人々が家賃についてあんなによく話をするのか分かった。とても大きな金額なのであれこれ調べたら請約貯蓄に加入することになった。


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▲クァク・ドンヨン(写真=ユン・イェジン記者)

Q:俳優でなく人間クァク・ドンヨンとしてやりたい目標は?

クァク・ドンヨン:写真展をしてみたい。あれこれ日常を写真に記録しているうちに写真に関心を持つようになった。写真で様々な話を交わすのも良さげに見えた。そして今からでも少しずつ助けてあげられる方々に支援をもっとしたい。(この日もクァク・ドンヨンは慰安婦のおばあさんを後援する腕輪をしてきた。)こんな腕輪だけでなくボランティアだとか、そんなことをしながら支援したい。


Q:インタビューの最後に是非話しておきたい言葉は?

クァク・ドンヨン:「クルミ」を愛してくださった方々、そして一緒にしてくださったすべての出演者たちとスタッフにありがとうという言葉を是非伝えたい。「クルミ」は本当に情熱に満ちた作品だった。それでよい作品が出たのではないかという思いだ。

キム・ソヨン記者

記事原文↓



(日本語訳:花かんざし *=訳者註)

◆単語ノート◆
・보동보동(ポドンボドン)…パク・ボゴムとクァク・ドンヨンがデュエットする時のグループ名。ボゴム(보검)のボ(보)とドンヨン(동연)のドン(동)を合わせたネーミング。ボゴミの事務所の先輩チャ・テヒョン(차태현)氏と歌手ホン・ギョンミン(홍경민)氏のユニット「ホンチャプロジェクト(홍차 프로젝트)」に刺激を受けたようです。ちなみに보동보동はポチャポチャ、ふっくら、ふくよかという意味。
・주택청약저축(住宅請約貯蓄/チュテクチョンヤクチョチュク)… 주택청약종합저축(住宅請約総合貯蓄)国民、民営住宅の分譲の優先権が与えられる住宅積立商品
 
 
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画像:「イ・ホンギのKiss the Radio」facebookより
 
先日(11月11日)KBSのラジオ番組に出演しました。
 
番組名 「이홍기의 키스 더 라디오(イ・ホンギのKiss the Radio)」 
 
ラジオを聴く↓ 
*15:57からドンヨン君が出演しています 

Podcast↓
*「(11/11/금)홍키라 초대석-곽동연」を選んでください
 
 
ホンギ氏は同じ事務所の先輩だからか、ドンヨン君も緊張しつつも親しげにトークしていました。
この日がドンヨン君にとって初のラジオ番組出演だったとか。
上のインタビューでは自分は時間があるみたいなことを言っていますが、実は「クルミ」以降非常に忙しい日々を過ごしているようです~香港でサイン会も開催したんですね!
ボゴム氏のOST曲「私の人」が流れる中、「クルミ」やボゴム氏の話もしています~^^
途中で親しい先輩のパク・チンジュさんも登場したり...
またホンギ氏の歌「눈치 없이(ヌンチオプシ)」をホンギ氏と一緒に歌っています~
前半部分はドンヨン君が、サビの部分はホンギ氏が歌ってドンヨン君も和音で一緒に歌っています♪
20歳になったので飲酒OKの年齢ですが、お酒好きみたいな感じです~上のインタビューに出てきた一緒にお酒を飲んだ兄さんたちの中には同じ事務所の先輩たちも多いのでしょうね~
 
「눈치 없이(ヌンチオプシ)」を歌う部分↓


ラジオ出演時の画像↓ 
 
このラジオを聞いて知りましたが、
デビュー作ドラマ「棚ぼたのあなた」のOSTに参加していたんですね~
アルバム情報↓ 
 
曲のタイトルは「Ce’ Song(쎄송)」セソング?強烈な歌?
歌詞にも쎄(セ)という言葉がたくさん出てきますね 
↑映像の中に歌っているドンヨン君の姿もあります^^

本当に好青年のドンヨン君、これからも演技の道をまっすぐ進んでほしいなと思いました。


小説を読み返してしまった!と思った箇所があります!
ドラマでは領議政という朝廷での最高職についていたユンソンの祖父キム・ホンですが、この人物は小説では実在の人物である金祖淳に相当します。小説では主に永安府院君や府院君という名称で登場しています。
そして気を付けて読んでみると、小説では領議政と府院君は別の人物でした~~
小説ではドラマほど朝廷の話も出てきませんし、金祖淳はいつも自宅にいて人々がそこへ訪ねてくることがほとんどでした。計略もそこで相談していました。
しかしドラマではそういう計略は宮中で相談していることが多かったですね。そんなところから、なんだか勘違いして、このブログで小説の金祖淳のことを説明する時に、ドラマでのキム・ホンの姿を思い浮かべ、つい領政と書いていたかもしれません。私の歴史知識不足からきた間違いです。もっと勉強しなくては!!


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梅野眞弓

『雲が描いた月明かり』に凄くはまってしまって、関連の話題を探しまくり、花かんざしさんのブログに出逢い、読ませて頂きました。
分かりやすく解説されており、楽しく読ませて頂きました!
なかなか日本語訳の無いなか、とてもうれしかったです!!
本当に、ありがとうございました( ◠‿◠ )
by 梅野眞弓 (2016-11-25 20:57) 

花かんざし

梅野眞弓さん、はじめまして!
ブログへのご訪問と、コメントありがとうございます♪

「雲が描いた月明かり」ご覧になったのですね!
胸がときめくシーンがたくさんあり、映像も美しくて!
後半は突っ込みどころ満載で!!
ドラマの世界にはまり込んでしまうそのお気持ちわかります~^^

断片的にあれこれ書き散らしているだけのブログ記事ですが、
ご覧いただき、こちらこそ本当にありがとうございます~♪
まだこれからも興味深く思った記事等を投稿すると思います^^
どうぞよろしくお願いいたします~

by 花かんざし (2016-11-26 01:23) 

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