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【雲が描いた月明かり】第18話(終)レビュー<後半の部> [【韓国ドラマ】雲が描いた月明かり]

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画像:KBS[雲が描いた月明かり]現場スチール

韓国KBSで8月22日からスタートしたドラマ「雲が描いた月明かり」。公開されたOSTの歌詞訳とドラマの感想を少し書いてきましたが、徐々にドラマの感想が長くなり、最終回はとうとう2度に分けて投稿するほどになってしまいました。ここからの後半はドラマの最後のまとめになります。ドラマの内容は完全にネタバレしていますし、原作小説のことも多少触れていますので、ご注意ください。

18話レビュー<前半の部>はこちらです。

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【雲が描いた月明かり】第18話「雲が描いた月明かり」レビュー<前半の部> [【韓国ドラマ】雲が描いた月明かり]

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東洋画の画法の一つに홍운탁월(ホンウンタグォル/烘雲托月)というのがあるそうです。「烘」は「かがり火」という意味です。月を描くときに丸い形の月を描くのではなく、光る雲を描くことで後ろにある月を表現する技法だそうです。月そのものは見えなくても、雲によってその存在が明らかである状態。

実際に、曇りがちの満月の夜、空を見上げると月そのものは見えなくても雲が明るく光っていることでそこに月があることがわかりますね。しばらく見つめていると、やがて雲の切れ間から明るい月が顔を出します。そんな時、雲は複雑な色に光っていて神秘的な雰囲気を醸していることもよくあります。

原作小説「雲が描いた月明かり」のテーマが実は「烘雲托月」なのです。第5巻のタイトルにもなっています。雲(民)が描いた月(君主)明かり...これは具体的にどんな状況を示しているのか?最初の頃はちょっと謎でしたが、第5巻まで来て「烘雲托月」という言葉が出てきた時にやっとわかりました。ところで、ドラマは第17話まで見終えた時、もう小説とは別の結末を迎えることが予想できたのですが、そうなると「烘雲托月」をどうするのか?そしてドラマのタイトルをどう説明するのか?そのあたりに注目しながら視聴しました。

この記事にはドラマの結末、そして原作小説に関する内容が含まれています。ご注意ください。
  

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